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さいたまスーパーアリーナで2014年(平成26年)成人式

 

こんにちは。やなか信人です。

今年はさいたま市だけでも1万2千人以上の方が新たに新成人を迎えます。心よりお祝い申し上げます。さいたまスーパーアリーナは多くの若者が続々とつめかけ、華やかさと新たな出発を感じさせる雰囲気に満ちあふれました。広いはずの会場がいつもより狭く感じられました。

さいたま市の成人を代表して「誓い」を披露する新成人の皆さん

 

さいたま市議会から萩原章弘(あきひろ)議長が新出発を祝福

未来社会の予想によると近い将来、スクリーンに映し出されるロボット医師やロボット弁護士と会話できるようになり、今世紀の半ばには人間よりも「優秀な」ロボット外科医が誕生するかもしれません。そして来世紀には老化の遅延や停止だけでなく、絶滅した生物を遺伝子科学により甦らせることも可能だと予測する理論物理学者もおります(『2100年の科学ライフ』ミチオ・カク著 NHK出版)。

成人を迎えられた皆さんの未来では、このようなことはすでにSFや映画のなかの話ではなくなり、寿命100歳、120歳が夢でなくなるのかもしれません。私の学生時代、情報社会の到来をゼミで学ぶなかで『第三の波(アルビン・トフラー著)という未来を予測する一冊の本に衝撃を受け、来るべき社会の変化にわくわく心躍らせていたことを昨日のことのように思い出します。夢と希望を持って学問に打ち込んだことは、その後の仕事に十分生かされました。そして一緒に同じことを研究したり、単位を取るために徹夜した友は今でも私の宝です。

『東京ホタル(ポプラ社)は未来のある時、ある場所をキーにしたオムニバス形式の短編集です。今から十年後に主人公が、心を通い合わせる人がいることを見失っていなかったかどうか、自問する場面があります(『夏のはじまりの満月』小路幸也氏)。最近見かける暗いニュースやそれを追いかけるマスコミ、そして今一つかみ合わない外交問題のなかで、もう少しだけ当事者の誰かが「他者への想像力」を働かせられないものか、と考えさせられます。「一年の計は元旦にあり」といいますが、大人の出発は成人式です。未来に希望を持ち、他者への心の痛みを忘れない大人となっていかれることを願ってやみません。

「ケータイ」のイルミネーションが輝く、さいたまスーパーアリーナでのフィナーレの模様

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