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さいたま市成人式2016を開催

 

こんにちは、やなか信人です。

柔らかな陽差しのなか「感謝を胸に”夢”輝くとき」をテーマに、平成28年さいたま市成人式が挙行されました(1/11 さいたまスーパーアリーナにて)。まずは皆さんとその保護者の皆さまに、心からお祝いを申し上げます。さいたま市で成人を迎えられた方の約8割が集った本日の成人式は壮観でした。そして式典に続けて行われた川嶋あいさんのドリームライブは、心に染み入る響きが会場全体を包み込み、晴れの祝典に素敵な花を添えました。

多くの参加者で大混雑の入場ゲート

多くの参加者で大混雑の入場ゲート

清水さいたま市長は自らの経験を語り、参加者に熱い期待を寄せる

清水さいたま市長は自らの経験を語り、今日の参加者に熱い期待を寄せる

皆さんが成人を迎えた2016年は、年頭から世界が揺れています。トルコによるロシア機の撃墜、サウジとイランの対立、そして北朝鮮の核実験は、いずれも世界中を危険に巻き込む可能性をはらんでいます。一方、国内では経済の立て直しから発展に向けて力強く歩みを進めよう、という雰囲気が出てまいりました。海外からはるばる観光に来る人を銀座などでは数多く見かけるようになり、至る所で見かけるアルバイト募集の張り紙や、国の税収増、そして東京オリンピック開催にも期待を持つことが出来ます。

成人になった皆さんは、ご自分の生活だけにとどまらず、一足早く大人になった私たちと一緒になって、家族、職場、地域、そして世界の将来に至るまでの、ひとつひとつの課題に結論を出し、行動を起こしていかなければなりません。いまの世界は相互に深く依存しており、先ほど列挙したような出来事を遙か世界の果てにあると決め込み自分一人になることは、もはやできない時代です。中東の危機と北朝鮮の災いも身近に感じなくてはなりません。そういった責任を放棄さえしなければ、世界の平和や家族の幸福といった大きな果実を受け取る権利があるのです。やっかいなことに解答は簡単に見いだせないため、より多くの知恵を集めていかなければなりません。

大きな出来事を例にすると、福島第一原発事故を機にコピーライターの糸井重里さんと東京大学の早野龍五教授が著した「知ろうとすること。(新潮文庫)」は、私たちが物事に直面したとき、最も大切なとるべき態度についての対談です。この本は、世界の知性とのインタビューをまとめた「知の逆転(NHK出版新書)」のあとがきに吉成真由美さんが記した「必要なものは信じる心ではなく、それとは正反対の、知ろうとする心である(バートランド・ラッセル)」という言葉と通じるところがあります。もう一冊、漫画家の萩尾望都さんの「なのはな(小学館)」も私が大きな示唆を受けた一書です。難しい問題が立ちはだかったときであっても、けして目を背けない強さ、そして「希望」に立ち向かう強さを感じることができます。今日拝見した凜々しい皆さんのことです。これから手を携えて難問を解決し、輝かしい将来を迎えていくことに大きな期待を持っていきたいと思います。

東日本大震災について思索の時間を与えてくれる「なのはな(萩尾望都著)

東日本大震災について深い思索の時間を与えてくれる、萩尾望都さんの「なのはな」

13000人の出発です

各区より代表「はたちの誓い」の一場面

フィナーレは「WAになっておどろう」

1万人のフィナーレは「WAになっておどろう」

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