こんにちは。やなか信人です。
浦和の中心市街地にあるさいたま市立仲町(なかちょう)小学校。登下校時には地域の皆さまが一体となって、児童の安全を守っています。
新六間道路に面する交差点が大変危険だとの市民の皆さまからのご指摘を受け、市と協議のうえ、カーブミラー増設を行ったばかりでもあり、本日(5/22)は仲町小学校3年生の交通安全教室を行政視察させて頂きました。
ご存知のように、さいたま市は東日本を代表する都市であり、北陸新幹線の開通によりあらたに北陸(石川、富山)と約2時間で結ばれる等、将来にわたって交通の要衝として栄え続ける都市である一方、道が狭い、交通量が多く危険だ、といった点が常に街の課題となっています。
特に将来を担う小学生の事故件数が市内で増加しており、統計によると23年度は自転車運転中の事故が前年比倍増の31件(22年度は14件)となっております。
さいたま市議会では自転車の安全について活発なやり取りがあり、市独自の交通安全への取り組みとして交通安全教室を各学校で行うだけでなく、学科試験、実技試験に合格した児童には、小学校卒業まで有効の「子ども自転車運転免許証」が市教育委員会と警察署より交付されることになりました。来年度からは市内全小学校で実施をされる予定です。
今日は、多くの地域の皆さまが子どもが事故に遭わないよう、事前に入念に準備し、真剣に安全運転を教えている様子が特に印象に残りました。
また雨天のために会場が校庭から変更となった体育館で、試験の緊張をものともせずに自転車を上手に運転し、受講者全員が見事に試験合格となりました。
安全運転教室では、左から自転車に乗るといった基本的なことのほか「ブタベルサハラ」という合言葉を教わります。私たち大人も、子どもたちにしっかり安全運転を教えられるようにしていきたいものです。