「文化と芸術の力」で未来への可能性を拓く

 

こんにちは。やなか信人です。

今から3年前「くまモン」のいる熊本県から、山を越えて立ち寄った別府で出合った衝撃の風景、それがBEPPU PROJECTでした。

大分県別府市で開催される国際芸術祭「混浴温泉世界」に携わった方から話を聞くことなどないだろうと思ってあきらめていたところ、埼玉会館でシンポジウムが開かれると知ったのが開催のわずか3日前、その顔ぶれは2年後に開催が決まった「さいたまトリエンナーレ」に大きな影響を与えるであろうアーティストが揃っておりました。

彩の国さいたま芸術劇場が建設され、今年で20周年。10年おきに時代を区切ると、今年は第三の船出にあたり、「劇場と地域づくり」をキーワードに地域の核としての役割を果たしていくために開催されたのが今回の「彩の国レクチャーシリーズ」です。埼玉県芸術文化振興財団理事長の竹内文則氏のあいさつ、登壇されたアートな地域づくりの仕掛け人、山出(やまいで)淳也氏の講演に続き、さいたまトリエンナーレの総合アドバイザーに決まった加藤種男氏も加わり、新たな地域づくりの実践をテーマとした意見交換の場となりました。

彩の国レクチャー・シリーズ「劇場と地域づくり」の第一回として開催された

彩の国レクチャー・シリーズは「劇場と地域づくり」の第一回として開催された

 

話題はやがて「さいたまトリエンナーレ」になり、テーマを考えていくなかで加藤氏は「さいたまは、かつて海に面していた」と述べ、古(いにしえ)の文化に思いを寄せました。シリーズ第一回の開催でもあり、ささやかな集いとなりましたが、今後の大きな話題と広がりを期待させられるシンポジウムとなりました。

ベップ・アート・マンス2011で鑑賞した作品。1階はセレクトショップ

ベップ・アート・マンス2011で鑑賞した作品。1階はセレクトショップ

 

私たちのまちは世界最古の「漆(うるし)の原木」が見つかり、「見沼(みぬま)」では古(いにしえ)から人々が祈り、生活を営み続ける文化のまちです。

先日、市民生活委員会に総合ディレクターに選ばれた芹沢(せりざわ)高志氏を招き、参考意見を伺う機会を得ました。氏はアートの持つ「問題発見能力」は人間の持つ可能性と等しく無限だと述べました。さいたまトリエンナーレという壮大な市民協働、生活密着型の実験により「自分たちの未来を探して」いくことで、私たちと浦和のまちに新たな展望が拓けるのではないか、と大きな期待を持っています。

日本一の源泉、湯出を誇る別府温泉。アートの力で文化の混浴の挑戦を試みが続く

日本一の源泉、湯出を誇る大分・別府温泉。アートの力で「文化の混浴」への挑戦が続く