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秋の読書週間--「初秋」と「遠い鏡」を読む

こんにちは、やなか信人です。
秋がやってきました。この季節は夜が少しずつ長くなり、活字との出会いの素敵な季節です。私は、師から「忙しいときこそ本を読むべきだ」と教えられ、それを守り続けています。今までに数々の本と出会い、中でも、若い皆さんにオススメしたい2冊を紹介します。

1つめはロバート・P・パーカーの「初秋」です。このハードボイルド小説は、育児放棄された少年と私立探偵の交流を描き、少年の成長ぶりに感動します。本中で私立探偵が「遠い鏡(A Distant Mirror)」を手にする場面があります。これはピューリッツァー賞を受賞した作家バーバラ・W・タックマンの作品で、14世紀のヨーロッパが舞台となる黒死病や戦乱が続く時代を描いています。現代の出来事との共通点や歴史の教訓を考えるきっかけとなります。異なる文化や時代の背景が詰まったこの本は、少し難解かもしれませんが、昨今のコロナ禍や争いについて考えるヒントになる作品です。

この読書週間に若い皆さんは新しい本と出会い、知識や感動を広げる機会を持ちましょう。読書は未知の世界を探求し、歴史から学び、自分を成長させる素晴らしい方法です。

活字を楽しむスペースとして、書店や図書館は貴重な存在です。浦和駅前の中央図書館は自習スペースとして非常に人気があり、文教都市浦和の学びの拠点です。さきほどの「遠い鏡」は入手困難ですが、図書館で借りることができます。今後は図書館が市民の皆さまのニーズを満たし、より魅力的な場所になるよう、アクティブラーニング、生涯学習、コワーキングスペースなど議会で提案をしてまいりたいと思います。

 

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